【PJCS2022 予選落ちイベザシエレキ】

どうもkazukiです!ご無沙汰してます(指振り以来)

今回は、先日行われたPJCS2022にゲーム部門で参加してきました。

結果は2勝4敗の104位で惨敗。

負けた奴の記事ということで需要はないと思いますが反面教師として見ていってください。

構築経緯

■~PJCS予選まで

PJCS予選ではイエッサン入りのトルネオーガザシアンを使いました。

5/1~5/2に開催された非公式オンライン大会「Rose Tower Season 2022 Opening Tournament」で優勝、同じ構築を使用し5/6~5/9の「PJCS2022予選」で4位と非常に充実した一週間を過ごしました。

ヌケニンを絶対に許さない叩きステロ宿り木ナット

しかし、構築にはあまり手応えを得られていませんでした。というのも黒バド+ボルトロスが厳しく、1枠だけ変えたところで解決しない問題がありました。

カイオーガをチョッキに変更して根源を持たせると改善されることはわかっていましたが、どうしても珠オーガ以外上手く扱えず、軸ごとの変更を余儀なくされます。

■5月中旬~

この辺りから海外ではcrystal Rainが台頭し、よりオーガメタの傾向が強くなります。

私は全てを試しました。マンムーファイアローに可能性を感じては諦めて、思いついたときに自分のことを天才だと信じて疑わなかった防塵ゴーグルサザンドラも諦め、行き着いた先は脱出あまえるエルフーン

一番よく使っていた形

先発エルフオーガで削ったあと脱出ボタンからボルトロスを降臨させるというもの

ここでの欠点は、ランドロスがいないためRinyaSunに勝てないところです。

Rinya以外のマッチアップではそれなりに満足していましたが、本戦の決勝トナメを見据えるとBo3では脱出エルフーン本来の強さを発揮できないのでこれも没に。

この時点で大会まで残り一週間を切っていて、なお構築が決まってません。

ぼんやりと自分はやっぱりオーガザシアンかなあ・・・くらい。

そこで、
かねてより連絡を取り合っていたOweVGC に相談したところ、イベザシエレキトドンを提案してくれました。

試してみるとかなり好感触でした。

よくある珠イベルタル+襷エレキのような形ではなく、珠エレキで上から倒し切るというのが自分にフィットしました。PJCS予選で使っていた構築と見た目は大きく異なりますが、命の珠持ちをダイマックスさせて相手を一匹ずつ倒していくというのは、本質的に珠オーガと同じです。

さきほどの4匹にウーラオスガオガエンを加えて回しているとこれまたRinyaSunに勝てないことに気づきます。

そこでウーラオスヒートロトムに変えてみると、対グラザシだけでなく白馬パルキアにも強いポケモンで、最後の枠を埋めるのにうってつけでした。

■完成

意図せずイベザシヒトムトドンというどこかで見たような並びになりましたが、この並びは先人たちが強さを証明してくれているので安心感はあります。

この6匹に決まったのは大会3日前ほどでしたが、その日・その時の環境にたまたまぴったりとハマる構築が勝つと思って取り組んでいたのでこれくらいは想定内でした。


※にほんいち✖ にほんひゃくよん〇

 

コンセプト

オーガザシアンに7割勝つ

オーガザシアンメタのルナグラ・黒バド+ボルトに6割勝つ

珠エレキによる積極的な倒し切り

個体詳細

イベルタルEX
イベルタル@くろいメガネ
性 格:ようき
実数値:H231-A152-B117-C135-D119-S166
努力値:H236 A4 B12 D4 S252
イカサマ / ふいうち / デスウイング / 追い風

ルナ黒馬にめっちゃ強い伝説枠

それ以外にも追い風しそうな相手には先発で出していきます

配分はA222じゃれつく耐え。ソルガレオの上は取っておきたくて、ついでに最速

■持ち物

光の粉も使っていましたが、冷静になって考えると黒い眼鏡一択でした

ふいうちの火力UPのほかイカサマがグラードン確定2発になります

■技

-イカサマ

ないと困るやつ。ザシアン・ボルトなどの打点

-ふいうち

あると便利なやつ

-デスウイング

ダイジェットとして主に対黒バド・ルナアーラで使用しますが、C下降補正なので火力が悲報です

-追い風

相手の追い風に勝てなかったのでこちらも追い風することで解決


ザシアン@くちたつるぎ
性 格:いじっぱり
能力値:H173-A242-B136-x-D136-S196
努力値:H44 A236 B4 D4 S220
巨獣斬 / 聖なる剣 / 電光石火 / まもる

ふいうち+巨獣斬で倒せる範囲を広げるためにかなりASに振り分けました

■技

-電光石火

イベのふいうちと合わせると大きなダメージが出せます
相手にとって想定外のダメージを先制で出せるのが強い

 

Normal Sprite
トリトドン@たべのこし
性 格:おだやか
実数値:H209-x-B112-C112-D132-S59
努力値:H180 B188 D140
大地の力 / 冷凍ビーム / あくび / まもる

カイオーガではトドンで詰めるのではなく、ボルチェンの引き先など水技を受ける役として動かします

配分はH16n、DをオーガのC222ダイアイス(140)を2回耐えるまで振って残りB

■技

-冷凍ビーム

エレキがランドを誘いやすいので欠かせません

 

Normal Sprite
ヒートロトム@ぼうじんゴーグル
性 格:ひかえめ
実数値:H157-x-B130-C154-D129-S120
努力値:H252 B20 C116 D12 S108
オーバーヒート / 10万ボルト / 悪巧み / サイドチェンジ

主に対Rinyaや対グラードン+フシギバナを担います

白馬パルキアにもトドンと合わせて選出することで倒されにくいです

耐久を重視したせいで微妙に火力足りませんが、残った分はふいうちや石火で処理できるため問題なし

■技

-10万ボルト

ライジングボルトと選択ですが、非ダイマで殴ることも多く、タスキを持っていないトルネロスや非ダイマリザードンを落とすのにライジングボルトでは足りないため

-悪巧み

素の状態ではザシアンすら倒せないため必須

-サイドチェンジ

最強なので守るよりも優先的に採用

 

Shiny Sprite
ガオガエン@シュカのみ
性 格:わんぱく
実数値:H202-A136-B132-x-D121-S92
努力値:H252 A4 B76 D84 S92
猫騙し / フレアドライブ / 挑発 / 捨て台詞

初手ガエンミラーで先に猫騙しを打つべくS速め

エレキの電気が通らない地面タイプはほとんどが物理で、特殊は火力の低いトドンくらいなのでHBに寄せてます

■持ち物

タスキも余っていましたがグラザシの聖剣+断崖を受けてもらいたかったのでシュカ

■技

-挑発

Rinyaのロンゲを止めたり、相手のトリルや捨て台詞を阻止します

Normal Sprite
レジエレキ@いのちのたま
性 格:ひかえめ
実数値:H155-x-B71-C167-D70-S252
努力値:CS252 B4
ライジングボルト / ボルトチェンジ / 破壊光線 / まもる

実は構築の軸

配分はC特化まで確定で、残りはサンダー・リザードン等の100族くらいなら一回ダイジェットされても上を取れていた方がいいと思ってすべてSに振りました。結果的には巨獣斬耐えるくらいまで耐久に振っていればまた結果が変わっていたかもしれません

■技

-ボルトチェンジ

カイオーガではボルチェンの削りとサイクルで盤面を作っていきます

-破壊光線
ダイジェットになる飛び跳ねると選択ですが、ボルトロスをダイアタック+イカサマで倒す動きが強いです

-まもる

ダイマの圧が強く、ヘイトを集めやすいため守るでアドを取りやすいです

選出

・オーガザシアン

先発 ガオガエン+レジエレキ

後発 ザシアン+トリトドン

有利。基本的にオーガザシアンであればどの形であれエレキガエンから入ります。初手ダイマプラン、もしくはボルチェンでサイクルプラン。オーガ交代からゴリラを出して、電気技を受けに来た相手にボルチェンが刺さります

 

・グラザシ(RinyaSun)

先発 ガオガエン+ヒートロトム

後発 ザシアン+イベルタル

不利。ヒトムに鉄球を渡されないよう注意しながら立ち回ります
悪巧みを積めればベストですが、そんな余裕はないのでヒトムで削ってイベザシでスイープするイメージで戦います

再戦時やBo3では先発エレキガエンで初手ダイマを通すことも

ヒトムがエッジ急所とか引かない限りは頑張れば勝てると思います

 

・黒ザシShadow Rider

先発 レジエレキ+イベルタル

後発 ザシアン+ガオガエン

やや有利。この先発ではダイアタック+イカサマ / ふいうち+ダイサンダー / まもる+おいかぜなど選択肢が豊富で、相手の出方に合わせて柔軟に対応できます

相手は全体的に速いポケモンが多いので一方的に上を取られることがないようにS操作するか倒し切るか見極めが重要

 


・ルナグラ

先発 イベルタル+ヒートロトム

後発 ザシアン+ガオガエン

やや有利。対ルナアーラに限ってイベルタルダイマを切ることがあります。ダイアークがファントムガードを大幅に貫通してワンパンできるため、メテオビームを受けることなく突破できます

ルナバナが出てきたら100%イベ方向に眠り粉が来るのでサイチェン推奨

 

・白馬パルキアIce Rider

先発 ガオガエン+ヒートロトム

後発 ザシアン+トリトドン / イベルタル

五分。一回は相手にトリルさせてから二回目トリルを許さないプレイングを心掛けます。相手の攻撃技に対して相性補完が優れているので交代やサイチェンを利用してトリルターンをやり過ごします


対戦結果

〇 R1:オーガザシアン
〇 R2:イベザシ             
✖ R3:ソルザシ             
✖ R4:グラダイナ         
✖ R5:グラゼルネ         
✖ R6:ディアザシ            

反省点

まず明確にダメだった点が構築選択

環境予想としてカイオーガ>>ルナグラ, 黒バド>グラードン>その他

しかし実際グラードン>その他>カイオーガ>ルナアーラ

予想と真逆とも言える環境で、仮に予選を抜けていたとしてもTop32の構築を見る限り勝てる気がしません。

次に練度の低さ。構築が決定したのが大会3日前なうえに、ここまでイベルタルを扱った機会が少ないという状態で本番を迎えました。それゆえにメインとなるレジエレキプランが通らないときの立ち回りが曖昧で、この構築を使うにはあまりにも準備不足でした。

次からはちゃんと大会前に期限を決めて、練度を至高の領域まで高めてから挑みたいと思います。

 

最後に

今年はめちゃめちゃ自信があっただけにこのような結果になったことは本当に残念ですが、マッスルさん, ねくさすさん, SNOWさんらが勝ち上がっているのを見てまた来年頑張ろうというエネルギーを貰いました。

今年は過去最大の150人規模ということでたくさんの人と交流できました。対戦相手の方、会場で僕とお話ししてくれた方、本当にありがとうございました!また来年も会いましょう!それまでどうかお元気で👍