わとりです。こんコケ🐔
結果は惜しくも二回戦敗退となりましたが、
せっかく長い期間考えた大会なので忘れないうちに記録しておきます
結果
・基本的にはランクバトルと同じレギュFシングル
選出する3匹のうちドラゴンテラスタルを必ず1匹以上選出(対戦中に切るテラスタルは自由)
・オープンチームシート(OTS)
技/持ち物/テラスタイプ/性格を公開して戦う
VGCのそれと違う点は性格も公開されるところ
・1~2回戦がBo1で、準決からBo3のトーナメント
【使用構築】
レンタル付きの画像しかなかった
ご家庭で竜王戦を開催する際に使ってみてください
コンセプト
ディンルー+カイリュー+サーフゴーの対応力で勝つ
オープンシート&Bo3を意識した構築作り
【個体詳細】
(採用順)
ディンルー@オボンのみ
地震/カタストロフィ/ステロ/吹き飛ばし
実数値: H262 A134 B170 D118 S67
努力値: H252 A28 B76 D140 S12 わんぱく
テラス: 水
一応この構築の軸(選出0回)
まきびしも欲しかったがカタスがないと浮いてるポケモンにナメられるのと、重めなアカツキ, ランド辺りに削りを入れるために外せなかった
ハバタクカミ@ブーストエナジー
ムンフォ/シャドボ/瞑想/身代わり
実数値: H157 B98 C168 D157 S171
努力値: H212 B180 C100 D12 S4 おくびょう
テラス: はがね
眼鏡カミとキョジオーンを一匹で見れるすごいやつ
鉢巻悪テラパオ・ママンロンゲにも強い
オープンシートでは相手からの打点がわかるため瞑想を積む判断がしやすく、
対戦前の段階からプランを立てやすい
眼鏡カミをタイプ受けで対策してる相手(炎毒鋼+ノーマル)には打ち分けながら眼鏡の火力を出せるのでそれだけで崩壊させることが可能
カイリュー@ゴツゴツメット
神速/地震/アンコ/羽休め
実数値: H197 A189 B124 D126 S102
努力値: H244 A140 B68 D44 S12 いじっぱり
テラス: ノーマル
対応範囲が広く、サーフゴーと合わせて最強になる型で採用
オープンシートは見えない部分で認識のズレを起こすのが強かったりするのでHAと見せかけて若干硬め
ゴツメ持ちがいないと相手の水ラオスを自由にさせてしまうので厚底ブーツよりも優先的に採用
親名からもわかると思いますが、こちらのカイリューはシグマさんからいただきました、ありがとうございます!配信台では見せ場を作ってくれました!
サーフゴー@こだわりメガネ
ゴールドラッシュ/シャドボ/10万ボルト/トリック
実数値: H178 B116 C198 D114 S123
努力値: H124 B4 C212 D20 S148 ひかえめ
テラス: ドラゴン
5文字のイメージがないポケモンランキング第1位(当社調べ)
ここまで瞬間的に火力を出せるポケモンがいないのと、「ドラゴンテラス」+「こだわりスカーフ」の組み合わせでは相手の受け出しを簡単にさせてしまうこと、チョッキ持ちのランドガチグマ辺りが重いので眼鏡
ゴルシャボトリックは当然確定として、あとひとつはギリギリまで悩んだ結果、攻撃技を増やした方が高いC振りを活かせると思い10万 (自分が硬い水タイプから構築をスタートさせたので一応打点を持っておきたいというのもあった)
ガエン炎ポンを大きく削れるパワージェムでよかったかも
水ウーラオス@きあいのタスキ
水流/インファ/アクジェ/アイスピ
実数値: H175 A200 B121 D80 S149
努力値: AS252 B4 いじっぱり
テラス: ドラゴン
カイリュー・ドラゴンタイプへの打点としてスピナー
カウンターはバレてるともちろん弱い
初手に出したり裏に置いたりしてだいたい70%くらいの仕事量をオールウェイズこなしてくれる万能枠
ディンカミ+ウーラオス、ウーラオス+サフゴカイリュー等どの選出パターンにも組み込みやすかった
キョジオーン@たべのこし
しおづけ/再生/身代わり/まもる
実数値: H207 A121 B176 D126 S62
努力値: H252 A4 B76 D124 S52 わんぱく
テラス: 毒
単体性能が高く、チームシート上で圧力をかけられるみがまも型
カイリューと特防が同じなのでBo3の2,3戦目でダメージを予測しやすい
見せてるだけで選出を歪ませる力がありBo3でこそ輝くと思って採用したが、
塩漬けするどころか氷漬けにされてワイの竜王戦が終了──
【選出】
ディンルー+ハバタクカミ+ウーラオス(竜)orサーフゴー(竜)
ステロ+瞑想カミが刺さってる場合の選出
ディンルー+カイリュー+サーフゴー(竜)
言わずもがなの3匹
ステロは刺さってるけどカミの味が悪いときはこっち
ウーラオス(竜)+カイリュー+サーフゴー(竜)
配信卓でやった組み合わせ。炎ポン入り以外はサフゴ先発でもいい
サーフゴー(竜)+カイリュー+キョジオーン
サフカイのトリック&アンコで相手の行動を制限してキョジオーンで詰めていくプラン
【構築経緯】
元々は全く違う内容で、竜テラを違和感なく採用できるハッサムを軸に、眼鏡カミ鉢巻ウーラで攻める構築を組んでました。しかしドヒド絡みの受けサイクルに勝てる見込みがないことや、ママンロンゲの眼鏡ツツミに全滅させられることに気づいてリセット(これが本戦エントリー期限の前日)
気を改めダブル勢らしく高種族値スタンでどの相手にも5割くらいは勝てる構築を目指すことにしました
メモに書き溜めていた強いと思う(構築に欲しい)要素をリストアップします
ひかえめHDとかおくびょうHBとかそういう系
技持ち物見えるから積みやすい
選出段階からプラン立て可能。アンコの有無がわかるのもいい
隠密の有無がわかるため最強。逆に言うと対策必須。隠密かみがわりが簡単か
電気の一貫切、毒キョジに通る、カミ受けのテラス(炎毒鋼)に弱点をつくため
オーガポン(草打点)が減る、電テラバの有無がわかるから倒されにくい
(完成後に気づきましたが、上に挙げた要素が全部入ってて自分の理想に近い構築に仕上がったなと思います)
中でも眼鏡カミとキョジオーンはOTSでこそ強いため、使用者が多くなると予想
この2匹をいかにして対策していくかを課題としました
①軸の選定
ランクマ→竜王戦の環境変化としてオーガポンが減ると予想しました
・草/炎/水ポンは一致技がドラゴンに半減なことでドラゴンテラスを強く使わせてしまうこと
・性格が見えるとだいたいの配分が予測できる(意地→H振り、陽気→AS、腕白→HB)
・テラスタイプ固定なので今回のルールと相性が悪く選出が窮屈になる
参加者の中に少なからず使う人はいても当たらないことで対策としました
→実際は使用率6/16で結構いた(
オーガポン登場前に強かったポケモンを使おうというところから水テラディンルーを軸として採用
ステルスロックを軸にすることのリスクとして厚底ブーツに無効化されるというのがあると思いますがオープンシートではその心配がありません
また、このルールではドラゴンテラスを渡しても性能を落としにくい襷持ちが多く採用されると予想していたのでステロが刺さると考えました
②眼鏡カミ&キョジオーン対策
ひとまず軸は決まったので先人の知恵を借りることにしました
ディンルー入りの構築を検索 カタカタ…
いくつか見ていくうちにこちらの記事と出会いました
快く掲載許可いただきました、ありがとうございます
こちらの構築を8割くらいは丸パクりさせてもらいました
グンサさんの構築に瞑想カミが採用されているのを見たときに、鋼テラ身代わりであれば眼鏡カミとキョジオーンの両方を起点にできることに気づきました
汎用性を落とすことなくママンロンゲにも強くなるのでこれ以上ない発明でした
③竜テラス&取り巻きの選択
グンサパが神すぎて欲しい要素が全部揃っていたのでそのまま襷ウーラオス、ゴツメカイリュー、眼鏡サーフゴーを採用
ここでドラゴンテラスを誰に渡すかですが、1匹だけだとその枠が絶対選出になってしまうので必ず2匹以上入れることは確定
カイリュー...ノマテラ神速が本質たる部分なのでナシ✖️
ウーラオス...テラ切らずとも高い対面性能を持っていて、弱点の草・電気が半減になるのも相まって竜テラ適正あり⭕️
サーフゴー...ディンカイサフゴの選出を可能にするため竜テラ必須。C振り眼鏡にすることで高いパワーを保持しつつ竜テラを優秀な耐性テラスとして運用可能⭕️
こんな感じでウーラとサフゴを竜テラ枠に決定。この2匹なら物理と特殊で分かれているうえに耐性も被ってなくて完璧です
これによって「ディンカイサーフ」「ディンカミラオス」「サフカイラオス」など幅広い選出が可能に!
ラストの枠は原案通りに隠密ラティオスでもよかったのですが、ここまでの5匹でほぼ完結しているので選出誘導をかけたい、OTS・Bo3において最強だと信じて疑わなかったことからキョジオーンを採用して構築完成
みがわり/隠密/アンコなどの対策枠を誘導しやすいため、[ドラゴンテラス枠]に加え[塩対策枠]を考えると相手の選出を絞りやすい
正直ここの枠は上振れ要素(でんじは・ひるみ・一撃技など)を入れてみてもよかったかなとは終わってから思いました
【対戦レポート】
一回戦 じりさん ○
挑戦者決定戦 2位
まさか初戦からダブル勢同士で当たるとは...
図らずも向かい合わせの席にいたのがじりさん本人で、これから対戦する相手にもかかわらず気さくにお話ししてくださいました
話しているうちに緊張もほぐれてリラックスした状態で対戦に挑むことができました(ここはオフ会か・・・?)
お相手のチームは再生サイクルということでかなり意識して対策してきた形なので自信はありました
選出予想:第一にキョジオーンに身代わりを残してしまうママン, ロンゲは初手に来なくてパオツツミグライのどれか。その中でもキョジと対面して明確に有利な対面と言えるグライオンから入ると予想。裏には特殊受けであり竜テラ枠のママンボウ
そしてエースのパオツツミのどちらか
こちらはパオツツミグライのいずれにも有利なウーラオスからスタート
裏には再生サイクルに強いカミと残数を取ったときTODに持ち込めるキョジ
この試合はWBR(わとりバトルレコーダー)で当時の様子を再現します
初手ウーラグライ対面。まずグライから入ってくる読みはアタリ
こちらは安定択の水流連打、相手はグライオンを引いてママンボウ
ここでインファを押すとツツミのドロポンで全壊するので水流でママンを削る
相手はママンのクイタンからツツミを降臨
早速ですがここが勝負の分かれ目
こちらは居座ってインファイトを選択
フリドラをケアするならキョジ引きがベストですが、読まれてドロポンを打たれた場合は即負けなので居座り。素直にフリドラを打たれた場合でもカミが瞑想を積めるので悪くないと判断
結果は・・・
テツノツツミのハイドロポンプ!
返しのインファでツツミを倒すことに成功
残数有利を取ったのでキョジオーンに引いてまもみがTODで勝ち
ちなみに対戦中はずっとスタッフが横についていて、大人数人に見守られながらのTODは結構気まずかったです...
二回戦 らいざ ×
シーズン6 最終1位
対戦の映像は公式配信からどうぞ
選出予想:相手視点炎ポンとアシレーヌが刺さっていて出し負けがないからどちらかは初手に来そう
炎ポンorアシレ+ランドorアシレor炎ポン+竜テラ枠(パオドラパ)と予想
こちらは炎ポンに合わせる初手としてウーラオス(炎ポンに石火がないため後攻ウッドホーンにも仕事ができる)
ウーラvsアシレ対面の引き先としてサーフゴー
ウーラで削った炎ポンを落とし切る、地面の一貫切りでカイリュー
t1 初手は想定通り炎ポンが来たのでノータイムで水流、ホーン→水流の順番、急所、ずるい、水流、硬い
速いわりには硬い。準速ウーラ抜きHぶっぱ余りAみたいな振り方を予想
A特化ではなさそうだからカイリューがツタこん+じゃれを耐えると確信
後攻ホーンで回復されてからアシレ引きという最悪のパターンは回避
t2 ウーラ引きカイリューで温存。アシレのアンコ解除、サフゴのこだわり・デバフ解除、ランドの威嚇解除などHP1でも残しておく理由が盛りだくさんでした
t3 最初の悩みどころ。テラ神速じゃないと倒し切れないがテラ切るとランドの地震が一貫してしまう、ドラパ引きとかまで考えるとテラ切れず
一方で倒し切れないときの裏目がテラじゃれつくでカイリューを突破されることだったが、こちらがテラ神速を押していた場合に完全に無駄テラスになってしまうため、ここでテラ切ることはないと読んだ
結果お互いテラ切ることなく神速じゃれつく、ゴツメで炎ポンを突破
t4 アシレーヌ登場。ここはアンコされても体力回復を優先したかったのでテラ羽休め
t5 アンコされるor全回復するまで羽連打
t6 アンコールのターン。羽はマルスケまで1足りず
t7 クイタンケアでサフゴ引き。(結果的にここでウーラオスに引けば相手はサフゴにつらら打たないといけなくて要求増やせてた)
t8 シャドボ押し。ここの考えとしては
・ゴールドラッシュ:対面勝てる見込みがないためありえない
・シャドボ:20%のDダウン、Dダウン引けば対面突破、ドラパ引きにも刺さるため裏目なし
・10万:10%の麻痺、対面勝ちor炎テラ強要できるが、万一ドラパに引かれるとその後の展開が怪しいのでシャドボ優先
t9 引くメリットはないのでシャドボ
t10 ウーラオス死に出し。裏ドラパケアならカイリューから入るのがbestだったかも
t11~ つよくてかっこいいパオジアン登場
運も味方にするのがポケモントレーナー。らいざさんが一枚上手でした
つよくてかっこいい #パオジアン ❄️#ポケモンSV pic.twitter.com/BN1PUo2sNf
— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) 2024年2月22日
選出は完璧に合ってたし、立ち回りも大きくは間違えなかったのでよくやった方だと思います
この経験が糧となる
【さいごに】
改めて応援してくれた方ありがとうございました!
頑張れのリプは力になったし、負けたあとは労いのリプを見て男泣き
配信に映ることなく人知れず敗退していった方々を思うと自分は運がいい方でしたね
今回のポケモン竜王戦は前回竜王が招待されて防衛のチャンスをもらえたり、シングルの最終1位が公式大会に繋がるという実績ができた大会としてもかなり大きな意味があったと思います
もう僕はポケモン竜王ではなくなってしまいましたが、
これからはまたダブルバトルに切り替えて、ここ最近遠ざかっているWCSに今年こそ出場できるように頑張ります!
おしり