いきなりですがこの構築名
「ヤミックジュモック」
勢いで思いついたやつに決めたんですけどなんか可愛くないですか?
ミックの部分にはミミッキュも参加してます
今回はそんなトリックリリックで使用した構築のご紹介です。
結果
34勝11敗 最高・最終レート1812
最終9位
使用構築
コンセプト
→初手ダイマとサイチェンで楽に勝つ
ヤミラミ@ロゼルの実
性格:慎重
特性:悪戯心
H157(252)-A95-B108(100)-x-D115(156+)-S70
手助け / 先送り / サイドチェンジ / 影打ち
影打ちがあることでミミッキュの化けの皮を剥いでデンジュモクで倒せるようになったり、襷で1残った怒りの粉持ちをヤミラミで倒せたりとても便利な技でした
めちゃくちゃサイドチェンジした
デンジュモク@命の珠
性格:ひかえめ
特性:ビーストブースト
H159(4)-x-B91-C247(252+)-D91-S135(252)
ライジングボルト / マジカルシャイン / 破壊光線 / まもる
最速キリキザン抜きたいので振り切り
色々とギリギリなので特攻も振り切り
C173のバケモン。ポケ徹の特攻順で検索したときに一番上にいたからという理由で安直に使い始めましたが実際に使ってみたら有象無象をワンパンできる火力が楽しくて構築の軸にまでなりました
ダイフェアリーでダイマドラパがちょうど確定、ダイサンダーでHDミミッキュもちょうど確定、さらには手助けダイフェアリーでHDモジャンボもちょうど確定。とこのルールの為に生まれてきたんじゃないかと思うほど全てがちょうどいい特攻種族値をしてます
そしてなにより特性が強すぎました
ウルガモス@気合の襷
性格:臆病
特性:炎の体
H161(4)-x-B85-C187(252)-D125-S167(252+)
怒りの粉 / 熱風 / 虫のさざめき / まもる
あらゆる中速ポケモンの上を取れて範囲技と怒りの粉を持つ大変ありがたいポケモン
この襷枠は元々キリキザンでしたが、ガモスの方がモジャンボ・アーマーガアなどの倒しにくいポケモンの処理ができるうえに、先送りの効かない悪タイプ(ワルビアル・サザンドラ)の上を取りながら弱点を突けるのでこの構築との相性がこれ以上ないくらい良かったです
ヤミラミが倒された後に繰り出して怒りの粉でデンジュモクをサポートする動きも強く、特にジュモクのダイマが切れた後の怒りの粉+特攻の上がったマジカルシャインは勝ちパターンになっていました
ミミッキュ@ちからのハチマキ
性格:いじっぱり
特性:化けの皮
H131(4)-A156(252+)-B100-x-D125-S148(252)
じゃれつく / シャドークロー / ウッドハンマー / 影打ち
ウルガモスと同じく悪タイプに弱点を突けて、化けの皮による行動保障や先制技でスイープを担当します
ユナイトでしか使われないアイテムでおなじみのちからのハチマキですが、これは無振りキリキザンをじゃれつく2回で確実に倒し切るためだけに採用しました。まぁそんな場面は一度もなかった訳ですが、奇跡的に役立つ場面があり完全にハチマキのおかげで負けを勝ちにできた試合が2戦ほどあったので結果的には正解だったのかなと思います
性格を意地にしたおかげでダブルダメ熱風+ウドハンで水ロトムが90%で落ちるのでよく狙ってました
アーマーガア@オボンの実
性格:腕白
特性:ミラーアーマー
H205(252)-A108(4)-B161(172+)-x-D112(52)-S91(28)
アイアンヘッド / ボディプレス / 羽休め / 鉄壁
Aに4振り分けることでH4振りドラパルトをアイアンヘッドで3発にできる乱数がかなり変わる(78%→94%)
ジェット1回で最速キザンを抜けるアーマーガア抜き
ガモスのさざめき+鉄壁1積みボディプレスが砂ギガイアスに対して193~
手助け込み鉄壁1積みボディプレスでギガイアスを確定1発
鉄壁2積みボディプレスでギガイアスを確定1発
C196アーゴヨンのダイバーン確定耐え
C179アーゴヨンの火炎放射をオボン込みで2耐え(248/256)
ガモスとミミッキュでは倒すのに苦労するギガイアスをこの子で詰めます
存在しているだけで相手はデンジュモクに大して強くない水ロトムを出さないといけないので選出誘導という面では全試合活躍したと思います
ドラパルト@弱点保険
性格:臆病
特性:クリアボディ
164(4)-x-B95-C152(252)-D95-S213(252+)
流星群 / シャドーボール / ハイドロポンプ / まもる
対セキタンザンの為に採用された特殊ドラパルト
ヤミラミやミミッキュの影打ちで発動できる弱点保険がシンプルに強かった
ドラパミラーで毎回先に動いてて最強でした
構築経緯
仲間大会で当たったヤミラミ+シルヴァディが強かった
じゃあ自分もということでヤミラミからスタート
↓
なるべく頭を使わずに勝ちたかったので初手ダイマックス構築にコンセプトを決める
ダイマして強いドラパルトを真っ先に思い浮かびましたがドラパメインに構築しても厚い対策の中では勝ち切れない・安定しないと考え、別のポケモンを探します
物理では鬼火や威嚇で弱体化してしまうのが嫌なので特殊が良い→使用可能ポケモンの中で最も特攻の高いデンジュモクをダイマ枠に
ダメ計をして特化珠ダイフェアリーでダイマドラパが落ちるのを見て即決しました
↓
3匹目には詰め性能が高いアーマーガアを選択
倒せるポケモンがかなり限られていて選出段階でのプランが立てやすい点も良い
↓
裏にはスイープ役として化けの皮により行動保障があるミミッキュ
同じくスイープ役で行動保障を持たせるべく気合の襷を持ったウルガモス
↓
この段階ではセキタンザンにどうやっても勝てないので最低限の回答として特殊ドラパルトを選択
完成
選出
基本選出
先 後
全体の7割くらいがこれ。ほぼ全部の対面で初手ダイマックスします
先送りで相手に行動させずに倒してもいいですし耐久の高い相手には手助けをすることで確実にビーストブーストを発動させていきます
困ったらサイチェン押せばOKです👍
以下よく見る対面での初手の技選択
こちらはヤミラミ+デンジュモク
・ 影打ちダイサンダーミミッキュ集中もしくは先送りダイフェアリードラパルト集中
取り巻きを見てトリルスイッチっぽい場合はミミッキュを、ホロウビートの場合はドラパルトを狙います
・ 先送りダイフェアリードラパルト集中
これは素直に先送りしてホロウさせずにドラパを倒します
サイチェンダイアースは知らない
・ 先送りダイサンダーウルガモス集中
守られたり襷を持っていると厳しいので安定はしませんでした
ヤミラミに猫騙しが欲しい
・ 手助けダイフェアリーをドラパルトに
ドラパを倒せるか粉で吸われてもモジャンボを落とせます
ダイフェアリーのおかげで眠り粉を気にしなくていいのが良かった
大会中、眠り粉を1回も打たれなかったのは本当にデンジュモクのおかげ
・ 影打ちダイサンダーをキリキザン集中。もしくは先送りダイフェアリーをアーゴヨン集中
選択肢がありますがそのときの気分で選んでました
前者の場合はヤミラミでキザンの襷を潰して確実にビーストブーストで特攻を上げていきます。もしアーゴヨンがダイマした場合は次のターンの特攻が上がったダイアタックで高乱数でダイマアーゴヨンを落とせます
後者はアーゴを行動させずに倒せますがダイマされたときがかなりまずいのでほとんどキザン集中を取ってました
・ 先送りダイサンダーをウオノラゴン集中
エラ噛みをそのまま受けるのだけは避けたいのでとりあえず先送ります
展開次第では結構厳しい。特にギガイにダイアースされちゃうと多分負けます
・ 影打ちダイサンダーをミミッキュ集中
一番楽な初手。ダイサンダーでミミッキュを倒してビーストブーストで特攻を上げて無双します
・ 手助けマジカルシャイン
壁バクアが一番キツいのでそれをケアした技選択
明らかにダイマしそうなときはこちらもダイマ切ってましたが唯一初手ダイマしない対面です
裏からワルビアル、ウツロイドなどが出てくるとかなり無理より
・ サイチェン・ダイフェアリーをレパルダスに
噓泣きテンバツとウォールまねっこを見れる(はず)
以上
アーマーガア詰め
先 後, or
この選出は相手にアーマーガアを倒せるポケモンが少ないとき、相手にギガイアスがいるときなど・・・大会後半はこの選出が増えてました
やることは基本選出と大きく変わりませんが、なるべく相手の炎・電気タイプをデンジュモクで優先的に処理してアーマーガアが無敵になる盤面を作ります
対セキタンザン
先 後@2刺さってるやつ
影打ちドラグーンをドラパルト集中で波乗りを許しません
ドラタンザン4連戦を全て同速勝ちで乗り越えました
脱出トリック警戒でセキタンザンが守るや交代をしたり電磁波などの択も考えるとドラパ集中が安定
めちゃくちゃキツい構築タイプですがドラパが同速勝ちまくることで解決。無理すぎ~と思いつつも決め打ちで割り切ることでキツい中でも勝ちを拾うことができたのは良かったですとても
アクジェ使いがいるタイプのドラタンザンは諦めてました
対ガラルマタドガス+ドラパルト
先 後から2匹
化学変化ガスによりヤミラミが弱くなるのでシンプルに怒りの粉+ダイマで戦うパターンの選出
重いポケモン
セキタンザン、ワルビアル、サザンドラ、バクアレイスポス、ウツロイド、ヒートロトム、エレキブル、サイドチェンジし続けるロトム、襷虫の抵抗ウルガモス、アローラガラガラ (多すぎ)
感想
前日の仲間大会では12-1で1位を取るなど、大会前は本気で1位を目指していましたが対戦数を重ねていくと見えていなかった欠陥がどんどん浮き彫りになっていってこの構築で1位を取るには厳しすぎました...
とはいえ1桁順位で終われたのは素直に嬉しいし最初に決めたコンセプトに合ったチームが完成したのでその点ではかなり満足してます!
重いポケモンには目を瞑って構築パワーを優先した結果、しっかりとそれが仇となったので真面目に向き合わないといけなかったなと思います。
おわり